結婚式の演出として多く取り入れられるようになったプロフィールムービー。 たくさんの写真を使いますが、何を選んでもいいというわけではありません。 親族、友人、会社の上司や同僚など様々な立場のゲストにみせるものなので、公の相応しくない写真は選ばないように気を付けたいところです。 今回は、プロフィールムービーで使ってはいけない写真について解説します。
水着など露出度の高い写真
まず絶対に選ばないほうがいい写真は、露出度の高い写真です。
海水浴や川辺のバーベキューに出かけた際の水着で撮った写真は避けたほうが無難でしょう。
水着や露出度の高いファッションに対する価値観は人それぞれです。
特に世代間によって大きく差がありますよね。自分たちにとっては普通でも、両親や会社の同僚からしたら眉をひそめることかもしれません。
プロフィールムービーでは楽し気な旅行の写真は盛り込むべきなのですが、露出度が高いものは別です。
折角ウェディングドレスを身にまとっているのですから、イメージを損ねるような写真は極力避けましょう。
何をしているかわかりづらい写真
写真1枚が写っている時間はせいぜい5~7秒ほど。
パラパラとアルバムの写真を眺めていくイメージです。
それに加えてコメントのテロップが入ったりするので、画面の中は結構忙しいんです。
ですので、プロフィールムービーの写真は、誰が何をしているのか、どういう瞬間の写真なのかが一目でわかるものが望ましいです。
入学式や卒業式など誰もが通るイベントの写真であれば問題ありませんが、友人と一緒にとった写真などでは気を付けたほうがいいかもしれません。
「旅行に行ったんだな」「みんなで遊んでるんだな」と、見た人がすぐ理解できるかどうか考えながら写真選びを進めたほうがいいでしょう。
メインの被写体がわかりづらい写真
結婚式の主役は新郎新婦です。
メインの被写体である新郎新婦がどこにいるのかわかりづらい写真はなるべく避けましょう。
新郎新婦が隅っこにしか映っていなかったりすると、それを初めてみたゲストはどこに新郎新婦が写っているのか探してしまいますよね。
みつからない間に次の写真へと切り替わってしまうこともあります。
また、両親や親友に感謝のメッセージを伝えるシーンをいれたい時には、新郎新婦とのツーショットなど、関係性が一目でわかる写真がいいでしょう。
ちなみに、集合写真など写っている人数が多い場合には、部分的にズームして新郎新婦を写すという手もあります。
身内ネタ、下ネタの写真
全体を通して写真選びで気を付けたいのは、公の場だということ。
一定の友人にしか通じない、いわゆる「身内ネタ」の写真やコメントは避けましょう。
一部にだけどっとウケがよくても、その他のゲスト達からしてみては何が何だかよくわかりませんし、あまり印象を持たれません。。
二次会であれば身内ネタもいいかもしれませんが、結婚式や披露宴では変にウケを狙いすぎないほうが無難です。
また、気分を害する方がいるかもしれないという理由から、下ネタの写真やコメントも絶対にNGです。
同じ構図の写真が続いてしまうのも注意
同じ構図の写真ばかりが続くと、ゲストに退屈な印象を与えてしまうので注意しましょう。
新郎新婦にとってはそれぞれ1枚1枚が大事な写真ですが、ゲストにとってはほとんどが自分にとっては関係のないもの。
この温度差はどうしようもないですよね。
ですので、ここはゲストの目線に立って、みていて退屈しないような写真のバランスを考えていきましょう。
特に新郎新婦のふたりパートの際は、観光名所で並んでピース、自撮りでのツーショットなど、似た構図が続きがちになります。
そういう時は、かしこまった写真ばかりでなく、普段にスマートフォンで撮ったような何気ない1枚を織り交ぜることでバランスが取れます。
また、プリクラの写真は楽し気でいいのですが、ぱっと見た印象はどれも同じに見えてしまいます。
学生時代の写真がプリクラばかり…というのは避けたほうがいいかもしれません。
同じ構図の写真が多くても使うタイミングをばらけさせれば、多少改善することは可能です。
といっても、可能であればなるべく構図や一緒に写っている人などはバリエーションを持たせることが大切です。
自分がゲストになったら…と考えてみよう
プロフィールムービーの写真選びの際は、「自分がゲストになったら…」と考えることが大切です。
新郎新婦側とゲスト側の感覚は意外と違っているもの。
立場や世代の違いから、悪い印象を与えてしまっては折角の結婚式が台無しです。
また、式の主役が自分達新郎新婦であるということは、終始注目され続けているということでもあります。
当日の振舞いが問題なくても、プロフィールムービーで不適切な写真を流してしまうと、「本当はこういう人なのかも」と思われるかもしれません。
ゲストの立場になって写真選びをするのが、失敗をしないコツです。
・注意するのは、露出度の高いもの、何をしているかわかりづらいものなど!
・身内ネタ、下ネタは控えよう!
・自分がゲストになったら、と考えながら写真を選ぼう!